こんにちは、マーケティングはかせです。
今日は、みなさんにとっておきの秘策をお教えしちゃいます。
それが「マーケティングの6R」。
え?聞いたことない?
大丈夫、このはかせと一緒に学んでいけば、あなたもマーケティングの達人になれちゃいますよ。
さあ、準備はいいですか?では、始めましょう!
なぜ今、6Rが重要なの?
みなさん、こんな経験ありませんか?
・せっかく商品を作ったのに、なかなか売れない
・広告を出しても、反応がイマイチ
そんな悩みを抱えている方、実はたくさんいるんです。
実は、この問題の多くは「ターゲット」を見誤っているから。
そう、マーケティングの基本中の基本、ターゲティングがうまくいっていないんです。
でも、大丈夫。6Rを使えば、この問題をスマートに解決できちゃうんです。
6Rって何?初心者にもわかりやすく解説
6Rって聞くと難しそうに感じますよね。
でも、心配ご無用!はかせが超わかりやすく解説しちゃいます。
6Rとは、以下の6つの要素のことを指します。
- Right Target(ライトターゲット)
- Right Product(ライトプロダクト)
- Right Place(ライトプレイス)
- Right Price(ライトプライス)
- Right Promotion(ライトプロモーション)
- Right Time(ライトタイム)
これらの頭文字がすべてRで始まるから、6Rなんです。ちょっとカッコいいでしょ?
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
Right Target 顧客の心をグッとつかむ秘訣
まず最初は「Right Target(ライトターゲット)」。
これは簡単に言えば、「正しいお客様」のことです。
例えば、高級腕時計を売りたいとします。
でも、ターゲットを「20代の学生」にしたら、どうでしょう?きっと、売れませんよね。
なぜなら、多くの学生さんには高級腕時計を買う予算がないからです。
ここで重要なのは、自分の商品やサービスにぴったりのお客様を見つけること。
それが「Right Target」なんです。
具体例を挙げてみましょう。
SK-II公式サイトより
有名な化粧品ブランド「SK-II」の例です。SK-IIは、もともと中年女性向けの高級スキンケアブランドでした。
しかし、市場調査の結果、20代後半から30代前半の働く女性たちが、自分への投資として高級スキンケア製品に興味を持っていることがわかりました。
そこでSK-IIは、このターゲット層に向けて「運命を、変えよう」というキャンペーンを展開。若い女性たちの共感を得て、大きな成功を収めました。これぞまさに「Right Target」の成功例ですね。
SK-IIの公式サイトでは、このターゲット層に向けたメッセージや製品紹介が効果的に行われています。
興味のある方は、以下のURLをチェックしてみてください。
https://www.sk-ii.jp/
Right Product お客様の「欲しい!」を形にする
次は「Right Product(ライトプロダクト)」です。
これは、お客様のニーズにぴったり合った商品やサービスのこと。
例えば、暑い夏に温かいスープを売っても、誰も買いませんよね。
でも、冷たいアイスクリームなら飛ぶように売れる。これが「Right Product」の考え方です。
具体例を見てみましょう。
「カップヌードル」はこの「Right Product」の好例です。
日清公式サイトより
1971年に発売されたカップヌードルは、当時の「手軽に食べられる温かい食事」というニーズにぴったりマッチしました。
特に、忙しいビジネスパーソンや学生たちにとって、3分で食べられるカップヌードルは革命的な商品だったんです。
さらに、日清食品は常に新しい味や形態を開発し続けています。
例えば、「カップヌードル リッチ」シリーズは、より贅沢な味わいを求める大人のニーズに応えています。
また、「カップヌードル PRO」は高タンパク・低糖質という健康志向の消費者ニーズに応えた商品です。
カップヌードルの公式サイトでは、こうした多様な商品ラインナップを見ることができます。
https://www.cupnoodle.jp/
ちなみに、カップヌードルの人気おすすめランキングを紹介しちゃいます!
- カップヌードル(醤油味)
理由:誰もが知っている安定した美味しさ - カップヌードル・シーフード
理由:シーフードの風味が豊かで、多くのファンを持つ - カップヌードル・カレー 理由
スパイシーな味わいが魅力的で、幅広い年齢層に人気。アニメ「ゆるキャン」でもカレー麺として何回も登場していましたね。
これらの商品が長年愛され続けているのは、まさに「Right Product」だからなんです。
Right Place お客様との出会いを演出
3つ目は「Right Place(ライトプレイス)」。
これは、お客様が最も商品を欲しいと感じる場所で販売することです。
例えば、傘を売るなら雨の日に駅前で。日焼け止めクリームなら海水浴場の近くで。そんな感じです。
具体例を挙げましょう。
コンビニエンスストア「セブン-イレブン」の戦略がまさにこれです。
セブン&アイホールディングス公式サイトより
セブン-イレブンは、店舗の立地選びに非常に力を入れています。
特に、駅前や住宅街の角など、人通りの多い場所を重視しています。さらに、その地域の人口動態や競合店の有無なども細かく分析し、最適な場所に出店しています。
また、セブン-イレブンは単に便利な場所に店を置くだけでなく、その地域のニーズに合わせた品揃えも行っています。
例えば、オフィス街の店舗では弁当やおにぎりの種類を増やし、住宅街では日用品や食材を充実させるなど、きめ細かな対応をしています。
これらの戦略により、セブン-イレブンは2021年度の店舗数が全国で約21,000店を超え、コンビニエンスストア業界でトップの座を維持しています。
セブン-イレブンの公式サイトでは、こうした店舗展開の詳細を見ることができます。
https://www.sej.co.jp/
Right Price お客様の財布と心に響く値段設定
4つ目は「Right Price(ライトプライス)」。
これは、お客様が「ちょうどいい!」と感じる価格のことです。
高すぎても安すぎてもダメ。お客様の「買いたい!」という気持ちを最大限に引き出す、そんな価格設定が大切なんです。
具体例を見てみましょう。
ユニクロの「990円ジーンズ」キャンペーンは、この「Right Price」戦略の成功例として有名です。
ユニクロ公式サイトより(画像の商品は直近の価格)
2009年、ユニクロは「ジーンズ990円」というキャンペーンを開始しました。
当時、一般的なジーンズの価格は3,000円から10,000円程度。
その中で990円という破格の価格設定は、多くの消費者の注目を集めました。
しかし、ただ安いだけではありません。
ユニクロは大量生産・大量販売によるコスト削減と、品質管理の徹底により、低価格でも十分な品質を維持しました。
この「安くて良いもの」という価値提案が、多くの消費者の心を掴んだのです。
このキャンペーンの結果、ユニクロのジーンズ販売数は前年比で約5倍に増加。
さらに、店舗への来客数も大幅に増え、他の商品の売上にも好影響を与えました。
現在では価格もだいぶ変わりましたが、ユニクロの公式サイトでは、現在でもリーズナブルなジーンズラインナップを確認できます。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/feature/jeans/men
Right Promotion お客様の心に響くメッセージを届ける
5つ目は「Right Promotion(ライトプロモーション)」。これは、お客様の心に響く方法で商品の魅力を伝えることです。
テレビCMや新聞広告、SNS投稿など、様々な方法がありますが、大切なのは「お客様にぴったりの方法」を選ぶこと。
具体例を挙げましょう。
日本のお茶飲料「伊右衛門」のプロモーション戦略は、この「Right Promotion」の素晴らしい例です。
サントリー公式サイトより
2004年にサントリーと京都の老舗茶舗「福寿園」が共同開発した「伊右衛門」。この商品のプロモーションで特筆すべきは、俳優の福山雅治さんを起用したCMキャンペーンです。
CMでは、福山さんが江戸時代の茶師「伊右衛門」を演じ、現代に転生したという設定。
このCMは、日本の伝統的な茶文化と現代の生活を巧みに結びつけ、幅広い年齢層の共感を得ることに成功しました。
さらに、パッケージデザインも和風でありながらモダンな雰囲気を醸し出し、商品の特徴を視覚的に表現。
これらの要素が相まって、「伊右衛門」は発売後わずか2年で年間販売数1億本を突破する大ヒット商品となりました。
伊右衛門の公式サイトでは、こうしたブランドストーリーや商品情報を確認できます。
https://www.suntory.co.jp/softdrink/iyemon/
Right Time タイミングも大事なマーケティング要素
最後は「Right Time(ライトタイム)」。これは、お客様が最も欲しいと感じるタイミングで商品を提供することです。
例えば、クリスマスケーキを7月に売っても誰も買いませんよね。
でも、12月なら飛ぶように売れる。
これが「Right Time」の考え方です。
具体例を見てみましょう。
日本のアイスクリームブランド「ガリガリ君」の季節限定商品戦略は、この「Right Time」を巧みに活用しています。
赤城乳業公式サイトより
「ガリガリ君」は、基本的には夏に売れる商品です。
しかし、赤城乳業は季節ごとに限定フレーバーを発売することで、一年中消費者の関心を維持しています。
例えば、秋には「ガリガリ君リッチ 紫いも」、冬には「ガリガリ君リッチ あずきミルク」といった、その季節にぴったりのフレーバーを展開。
通常ならアイスクリームの売上が落ち込む時期でも需要を創出しています。
特に注目すべきは、これらの季節限定商品が「今しか買えない」という希少性を生み出し、消費者の購買意欲を高めている点です。
SNSでの口コミも相まって、発売と同時に品切れになることも珍しくありません。
ガリガリ君の公式サイトでは、現在販売中の商品や季節限定商品の情報を確認できます。
https://www.akagi.com/gari-gari-kun/
まとめ 6Rで顧客の心をつかもう!
さあ、いかがでしたか?マーケティングの6Rについて、少しは理解できましたか?
ここでおさらいしましょう。6Rとは
- Right Target:正しいお客様を見つける
- Right Product:お客様のニーズに合った商品を作る
- Right Place:最適な場所で販売する
- Right Price:お客様が納得する価格をつける
- Right Promotion:効果的な宣伝方法を選ぶ
- Right Time:最適なタイミングで提供する
これらを意識して、あなたのビジネスを組み立ててみましょう。
今までやってきた方でも、必ず1つは抜けてしまっているはずです。
再度記事を読み返し、ご紹介した具体例もぜひ参考にして頑張ってみてください!